「GATI(ガティ)」とは、インドの古代言語サンスクリット語で『道』を意味する。
国内外の歴史を彩ってきた有形・無形の「道」を歩きながら、日本及び海外の聖地・人々を中心に撮影取材を続ける。遺跡や民族文化の背景に存在してきた宗教的表象を辿り、それぞれの歴史を「中心」と「周縁」の関係性の中で捉えることに取材の主眼を置いている。海外だけでなく、国内の「聖地」も対象にしている。特に国内では、「出雲」に視点を置く。
 さらに、海外への旅が困難だった時代に世界に雄飛した日本人の足跡にも関心を持っている。
 GATIは、「歴史」の中に深く沈潜した記憶を探る「道」であり、それぞれの国の多種・多様・多元な価値観に満ちた、文化と人間に出会える「道」でもある。 
   GATI展は、単に映像をスライド上映するだけでなく、その地域や国の人々の様々な映像のイメージに自らセレクトした音楽(民族音楽にはこだわらない)を重ね、私自身の肉声で「歴史の今」を語る、上映ライヴ展です。
 各地域研究者の最新の成果を軸に、ガイドブック的な既成概念にとらわれることなく、歴史を身近なものとして考え、新たな発見と問題提起をしていく「スライド上映会」です。